ブラウザとは、インターネットを介してパソコンやスマートフォンで検索をしたり、ウェブサイトを閲覧したりするのに必要なソフトウェアのことであり、ウェブブラウザやインターネットブラウザと呼ばれることもあります。ブラウザ(browser)の語源はbrowseで、[本・雑誌などを]ざっと見る、閲覧する、拾い読みするなどという意味を持ちます。
ブラウザには様々な種類があり、それぞれに特徴があるため、自分にあったブラウザを見つけること、用途によって複数のブラウザを使い分けることが大切です。
目次
Google Chrome
Google ChromeはGoogle社が提供しているブラウザであり、日本でも世界でも最も高いシェア率を誇っているブラウザです。
主な特徴
動作が軽くて速い
他のブラウザと比べてもトップの動作スピードを誇りますが、Google Chromeの使用にはメモリがかなり必要となるため、ソフトを同時に使用すると重くなる場合があります。
シンプルで初心者でも使いやすい
画面がシンプルで見やすく、多少の誤字があっても、正しい言葉を予測して検索してくれたり、検索数の多いサジェストワードを表示してくれたりするため、便利で初心者でも使いやすいと思います。
Google サービスとの連携
GmailやGoogleドライブ、Googleマップ、Google翻訳といったGoogleの便利なサービスと連携されている為、使い勝手がいいです。
他端末同士を同期できる
PCやスマホなどの他端末同士を簡単に同期でき、複数の端末で保存した設定を変えたり保存したブックマークを共有することができます。
Internet Explorer
Internet ExplorerはMicrosoft社が提供しているブラウザで、Windows8.1以前のWindowsパソコンに標準で搭載されていたブラウザです。IEとも呼ばれており、かつては最もシェア率の高いブラウザでしたが、Google ChromeやFirefoxの登場により衰退していきました。
主な特徴
古いバージョンを使うと動作が遅い
IE8以前のバージョンを利用すると動作が重く、IE9以降は改善されたと言われているが、度々動作が重くなる不具合が発生すると報告されています。
サポートが終了する
Windows10以降はMicrosoft Edgeが標準ブラウザとなり、IEは2022年6月15日でサポートが終了してしまうため、早めに乗り換えることをお勧めします。
Microsoft Edge
Microsoft Edgeは前述した通り、Windows10以降のWindowsPCに標準搭載されている、Internet Explorerの後継となるブラウザです。現在(2021年10月)はGoogle Chromeに次いで高いシェア率を誇っています。
IEとの違い
・ページの表示速度が上がった
・デザインが平面的になり、視認性や操作性が向上した
・3つの新機能が追加された
新機能
Webノート機能
わざわざWebページのキャプチャを撮ってからでなくても、Webページに直接手書きでメモやイラストを書いたり、マーカーを引いたりできるようになりました。
読み取りビュー機能
Webページが画像や広告で読みづらい場合に、右上にあるアイコンを押すことで、不要な画像や広告を除外し、必要なテキストや画像のみにしてくれます。
リーディングリスト機能
あとで読みたいと感じたWebページや記事を、リーディングリストに追加することによって追加した順に保存し、あとで読み返せる機能です。同じMicrosoftアカウントを設定していれば、他のデバイスからいつでも追加した記事を読むことができます。
Firefox
FirefoxはMozilla Foundation社が提供しているブラウザで、かつては高いシェア率を誇っていました。しかし、動作が軽くて速いうえに拡張機能が豊富なGoogle Chromeの登場により徐々にシェア率を下げていったブラウザです。
主な特徴
動作が軽くて速い
メモリの使用量が抑えられているため、読み込みが高速で非常に快適にWebサイトの閲覧ができます。Google Chromeと比べても動作スピードに遜色ありません。
豊富な拡張機能
拡張機能をインストールすることで、悪質な広告のブロックやプライバシー保護の強化などの有用な機能を追加することが可能です。
プライバシー
プライベートブラウジング機能を使うことでパスワードや履歴、オンライン情報を自動的にコンピューターから消去してくれます。更に一部のWebサイトや広告に仕込まれた隠しトラッカーをブロックするトラッキング保護が搭載されています。
Opera
OperaはOpera Software ASA社が提供していて、利便性が高く使いやすいブラウザですがまだまだシェア率が低く利用者の少ないブラウザです。インターフェイスや操作感がGoogle Chromeと似ているためにシンプルで初心者にもおすすめできます。
主な特徴
省電力モード
省電力モードはオン/オフで切り替えができ、オンにすることで消費電力を抑え、バッテリーの駆動時間を最大で50%伸ばすことができます。
パーソナルニュース機能
パーソナルニュース機能は、自動的にローカルニュースやグローバルニュースを収集し、注目度の高い順に表示してくれる機能です。ニュースのソースを追加することで注目度の高いニュースだけでなく、自分が気になるニュースを集めることもできます。
Safari
SafariはApple社が提供しているブラウザで、MacbookやiPhoneなどのiOS端末に標準搭載されているため、近年はiPhoneやiPadといったiOSユーザーの増加に伴いシェア率が増加しています。
主な特徴
MacOS、iOS端末でのみ利用可能
safariはMacやiPhone、iPadなどのApple製品のデバイスでのみで利用可能となっており、Android端末では利用できません。Windows版のsafariは2012年に開発が終了しており、現在利用する場合は古いバージョンとなってしまいます。
デザイン
safariはデザイン描画画に強いため、Webページを閲覧する際に色彩や文字がきれいに表示されます。
バッテリーが長持ちする
他のブラウザと比べてもかなりバッテリーの持ちが良いため、長時間Webの閲覧する場合に便利です。
Blisk
BliskはGoogle社が開発に深く関わっているChromiumといわれるオープンソースのWebブラウザをベースとして開発された、Web開発社向けのブラウザです。
主な特徴
Web開発に特化した機能
Web開発をする際にモバイル端末とデスクトップブラウザを同時に表示し動作を同期する機能や、ソースコードを変更するたびに自動的にページをリフレッシュしてくれる機能が備わっています。
利用制限がある
無料で使うには一日30分までという制限があり、制限なしに利用するには月額制の有料プランのライセンスが必要になります。
Vivaldi
VivaldiはVivaldi Technologies社が提供しているブラウザで、2016年にリリースされたばかりの比較的に新しいブラウザです。ITに精通したパワーユーザー向けに開発されたブラウザで、さまざまな機能が備わっています。
主な特徴
タブスタッキング機能
新しいタブを追加しすぎて画面にタブがたまってきてしまった場合に、タブをグループ化し管理したり、タブを上下左右に自由に動かすことができます。
マウスジェスチャー
右クリックを押しながらマウスを上下左右に動かすことでページの更新や進む(戻る)の操作や、タブを閉じる(閉じたタブを開く)操作を容易に行うことができます。