パソコンの液晶が壊れた時にやってはいけないこと

パソコンの画面に関係する故障で一番多い症状は『画面が真っ暗で何も映らない』等の表示不良関係。

二番目に「液晶パネルが割れてしまった」等の故障関係です。

パソコンを使う人とパソコンとのやり取りを目で見える形で伝えるための最も重要で露出している部品が液晶になります。

これから、パソコンの液晶部が壊れてしまった時にやってはいけないことをご説明します

液晶にも寿命があります

液晶ディスプレイの寿命について、メーカーのサイト上で確認ができたのはEIZOとBUFFALOの2社でした。

Q.液晶モニターの寿命はどのくらいですか?

A.モニターの保証書(保証規定)に記載の保証時間と同一です。

保証時間が30000 時間の場合、製品寿命は30000 時間となり、この時間は故障せずに使えることを想定して設計されております。

但し、明らかな初期不良や傾向不良は除きます。

(参照URL)

http://www.eizo.co.jp/support/db/faq/25

Q.LCDやバックライトの寿命はどれくらいですか(液晶ディスプレイ全般)

A.LCDパネル自体の寿命は非常に長い(約30000時間以上)ですが、バックライト(蛍光燈)の寿命は、通常の使用で約15000時間(1日10時間の使用で 約5年以上)から 約50000時間です。

これらは、いずれも保証時間ではなく、ご利用の状況によって異なります。

寿命に達した場合、急に画面が消えるわけではなく、次第に暗くなってきます。

液晶ディスプレイを使う最小時間を、15,000時間とすると、

1日8時間の利用の場合は、1,875日相当使えます。

1,875日を365日で割ると、5年前後という事になります。

液晶(液晶パネル)が割れる原因

【衝撃により破損】

液晶が破損する原因で最も多いのは、落下やぶつけるなどの衝撃によるものです。

軽量化されたノートパソコンは液晶が大きく、薄型になったことで、強度が弱くなりました。

開閉の衝撃でもひびが入ることもあります。

薄型のタイプだと、手から滑り落ちるケースも増えています。

また、通勤通学中に転んだ、子供が画面を叩(たた)いたなどの理由も液晶が割れる原因です。

強い衝撃で破損したパソコンは、ハードディスクにも影響を与えている恐れがあるでしょう。

【圧力により破損】

書類や荷物がたくさん入ったバックの中にパソコンを入れ、満員電車で押されてしまった場合に液晶が割れるケースも少なくありません。

ノートパソコンの上に重たいものを置くことも割れる原因です。

タッチパネルのノートパソコンは、指やペンの圧力でもひびが入り割れてしまうことがあります。

【何もしていないのに割れた】

意外に多いのですが、何もしていないのにパソコンを開けたら割れていたというケース。

この場合、以前どこかで圧迫や衝撃を受けていたパソコンが、日々の作業で時間が経過してから破損したと考えられます。

パソコンの液晶が表示されないときや割れたときのやってはいけないこと

【電源の強制終了をすること】

液晶の表示不良や液晶が破損すると、画面が見えなくなるのでシャットダウンの操作ができなくなります。

そうなると電源を入れるたびに、本体ボタンで強制終了をすることになってしまいます。

ハードディスクの内部はとてもデリケートな構造になっていますので、外部からの振動を与えたり、ディスクのアクセス中に不用意に電源を落としたり(強制終了)すると、それはそのまま機器の破損につながります。

このようなことを理解したうえで、”ディスクのアクセス中には絶対に電源を切らない”ようにしないといけません。

ハードディスクのアクセス中には”アクセスランプ”が点滅します。

使用される機器によってアクセスランプの場所は違いますが、パソコンの電源を投入後パソコンが起動するまでの間、点滅している表示部(LEDや液晶)を探してもらえばすぐにわかると思います。

もしパソコンが完全にフリーズ(停止)状態なら、アクセスランプは消えているはずです。

それでマウスやキーボードの操作も一切反応しなければ、電源スイッチを約10秒間押し続ければパソコンの電源を切ることができます。

この場合はハードディスクにダメージは残りません。

ただアクセスランプが点滅している場合は処理中の意味で、ハードディスクは回転しているわけですから、こういうときに強制終了をかけているとハードディスクを痛めてしまいます。

その場で完全に壊れなくてもそのダメージは確実に機器に蓄積されていきますので、その結果機器の寿命を著しく縮めてしまいます。

ディスプレイの表示不良のときにするべきこと

<ノートパソコンの場合>

(1)一時的に、パソコンの調子が悪いだけかもしれません。

「放電」を試してみましょう。

電源が入っている場合は電源ボタンを5秒以上押してシャットダウンします。

電源ケーブル、ACアダプタ、バッテリーを「取扱い説明書」に従い外します。

そのまま5分から10分程、放置します。(放電処置)

再びバッテリー、ACアダプタ、電源ケーブルをつなぎます。

パソコンを立ち上げてみて、これで解決していれば一時的な不調ということです。

(2)外部モニターに接続してみる

放電処置を試しても症状が変わらない場合

大切につかっていたパソコンの内部部品、マザーボードや液晶パネル、接続端子やケーブルなど物理的にハードウェアが故障してしまった可能性があります。

ノートパソコンの外部モニター接続端子から、モニター出力してみます。

アナログ(RGB)接続ができるモニター、テレビなどがあれば、アナログケーブルで接続してみます。

[Fn] と [F8] キーを同時に押して外部出力へ切り替えます。

(外部モニターへの出力方法はメーカーによって異なる場合がありますので、取扱い説明書でご確認ください。)

<デスクトップパソコンの場合>

(1)一時的に、パソコンの調子が悪いだけかもしれません。

「放電」を試してみましょう。

パソコンの電源ボタンを5秒以上押してシャットダウンします。

電源ケーブルを外します。そのまま5分から10分程、放置します。(放電処理)電源コードをつないで、電源ボタンを入れてパソコンを立ち上げます。

これで解決していれば一時的な不調ということです。

(2)液晶モニターに別のPCをつないでみる(または、別の液晶モニターにつないでみる)

液晶モニターが壊れている可能性があります。

別のパソコンがありましたらそちらを液晶モニターにつないでみてください。

問題なく映る場合はパソコン本体が故障している可能性があります。

※液晶一体型デスクトップの場合、外部モニターに接続してみることで液晶モニターとパソコンのどちらが故障しているか確認することが出来ます。

別のパソコンでつないで、画面が映った場合は、パソコン本体の故障の可能性が高いです。

パソコンの液晶が割れたときにするべきこと

【重要なデータをバックアップすること】

液晶が割れてもすぐにデータが壊れません。しかし、液晶のひびが広がり、液漏れが生じる危険もあります。

ノートPCの場合は特に危険です。

ハードディスクやマザーボードに液漏れが伸びていく可能性があります。

ショートして、データを完全に失う危険もあるのです。

そのため、万が一のために、データをバックアップしておきましょう。

自分で修理をするときも、修理を店舗に依頼するときも、データのバックアップは必要です。

また、パソコンを買い替えるときも、データは移動する必要があるでしょう。

どのような決定をするにしても、データのバックアップは必要であるため、液晶が割れたときに最初にするべきことはデータのバックアップです。

【修理をするか判断する】

液晶が壊れたパソコンは、必ずしも修理をするのが最善の決定ではありません。

すでに5年以上経過したパソコンなら、すでに買い替えどきになっています。

液晶を多額の費用で払って修理しても、別の部分が故障する可能性もあるのです。

機能が十分ではないなら、いずれ買い替える必要もあるでしょう。

そのため、買い替えの可能性も考えてください。

自分で修理するのも、費用はかかります。

家電量販店などでの修理を依頼するなら、新品のパソコンが買えるほどの修理費用になることもあるのです。

長い目で計算して、最善の選択をしましょう。

ノートパソコンによくある液晶の表示不良や液晶割れの対処法や注意すべき点を紹介しました。

あなたのパソコンの状況に合わせて、対処法を選んでください。

そして、必要なファイルはこまめにバックアップすることをお勧めします