停電で起こるパソコンのトラブル

急にブレーカーが落ちたらパソコンが故障する原因と・・・

台風や自然災害、近所の電気工事の影響で突如自宅や事務所の電源が落ちた・・・このような事態になり、もしパソコンが起動していたら取返しのつかないことになる可能性があります。

急に起こる停電、対応策はないの？というご相談もいただきます。

今回は停電で起こるパソコンのトラブル、そして対策方法をご解説します。

停電でのパソコントラブル

バックアップ電源という機能がないディスクトップパソコンでは、突如起こる停電が原因で動作に影響がでることがあります。

ワンポイントメモ

バックアップ電源とは？
バックアップ電源とは無停電電源装置「UPS」と呼ばれることもありますが、パソコンを停電から守る為の蓄電装置です。
また、回線サージ保護機能として落雷からパソコンを守る役割もあります。
ノートパソコンにはバッテリーがついている為、停電が行った場合バッテリーの充電がたまっていれば突如パソコンの電源が落ちる心配はありません。

通常、パソコンで何かしらの作業を行っている途中で電源が切れると基本的には作業途中のデータは一からやり直しになる可能性があります、ただ一からやり直しなら、まだやりようはあるのですが、以下のような症状が出た場合は事態は深刻です。

1.OSが起動しない

2.PCは起動するがOS起動に失敗する

3.HDDに影響が出てデータが消えてしまっている

一つ一つ対処方法がありますので順を追って説明をします。

1.OSが起動しない

パソコン内部の設定が停電によりリセットされる場合あがあり、リセットされた場合にOSが起動しないことがあります。

基本的には、リセットされた情報を再設定すれば元通りOSが起動するケースはあります。

ただし、BIOSという部分の設定になり、パソコンの内部設定をやったことがない方が再設定をすることはハードルが非常に高く感じます。

OSが起動しなく、BIOS設定がリセットされた可能性が高い場合は、パソコンを購入されたお店に確認を取り設定を調整してくれるか確認をしましょう。

2.PCは起動するがOS起動に失敗する

このような場合は、エラー表示や回復メニューの表示がでることがあります。

表示する指示通りに復旧措置を行うことでOSが正常に起動することが多々あります。

また、回復オプションを起動させ手動で修復をすることにより解決はできます。

ただし、1と同じく回復オプションの手動修復などは専門知識も必要とされる場面もある為に、誤った回復方法を選択してしまうとトラブルの原因となります。

もし作業に不安があるようでしたら、パソコンを購入されたお店に確認をとるか、パソコン修理屋さんに診てもらうことをおすすめします。

3.HDDに影響出てデータが消えてしまっている

データが消えてしまっている場合は、回復措置をとるだけではデータが復旧しない可能性があります。

データが消えてしまっている場合は、速やかにデータ復旧に移行したほうがいいでしょう。

1～3の症状が出た場合は、対処方法はあるのですが、いずれにしても事態は深刻です。

業者の力を借りることで対処することが近道の場合もありますので要検討をしてください

停電でパソコントラブルを起こさない為に

停電によるパソコントラブルはどれを見ても深刻なものばかりです。

このような状態にならないために、予防方法はありますので停電の対策方法をご説明します。

ディスクトップパソコンの場合

無停電電源装置「UPS」がない場合は設置することで停電でのパソコントラブルを回避できます。

ノートパソコンの場合

ノートパソコンにはバッテリーがついています。

ノートパソコンのバッテリーが十分に充電された状態にしておくことが大切です。

まとめ

台風や災害での影響は対策のしようがない！とお考えの方もいらっしゃいますが、事前に停電への対策方法はあり、対策を行っておくことで予期せぬ停電対策をとれます。

重要な作業をするパソコンなどでは、可能な限り停電対策をしてデータが消えるなどのトラブルにみまわれないようにしましょう。